大学卒業後、技術職に携わりながら、様々な外国文化に触れました。工学系の志願者が4割も減少したことがニュースで話題になっていた当時、 「英語、日本語、若いエンジニア」 という三つのキーワードが思い浮かびました。「一体どうしたら、日本のエンジニア不足を 解決できるのだろうか」、何度も自問自答しました。そこで、アジア 7 カ国を1年以上かけて訪問しました。その中でネパールを訪問した時に、下記のキーワードが頭によぎりました。 それは『定着率』です。

　ネパールは産業や港がない国ですが、国立や私立大学を卒業した優秀な工学系の技術者が たくさんいます。産業や港がない分、海外への就職率が上がり、東南アジアなどに比べ「定 着率」が非常に高いと言われています。

　そこで弊社もネパールへ進出し、「株式会社 MISA ENGINEERING NEPAL(現地法人)」 を設立しました。当時におけるメイン事業は、設計業の請負や海外との取引でした。現在は、 ネパールにいる新卒エンジニアを日本へ招聘し、クライアント企業様において就労支援事 業を行なっております。

　また、ミスマッチング防止のため、3年間派遣した後は無償でクライアント企業様の社員 として在籍させることができます。3年間の派遣ですが、個別契約は3ヶ月毎の更新になり ますので、リスクを抑えつつ、業務拡大を狙うことができます。

　現地で運営している日本語学校では、日本語能力試験 N5〜N1 レベルまでの日本語のほか にビジネスマナーも教えております。そのため、弊社でしっかり教育を受けたエンジニア達 は非常に優れた人材ばかりです。英語能力に関しては、工学系の科目は全て英語での履修に なるため、全く問題ありません。

　異文化交流を行いながら、外国人のポテンシャルを上手く引き出せれば、外国人労働者と 日本企業がお互いに WIN-WIN の関係になるのは間違いありません。その交流のお手伝い ができるのが弊社であると自負しております。 慢性的なエンジニア不足を少しでも解決できるようこれからも邁進して参ります。

代表取締役

三宅雄大